今回の取り組み
  • 制作期間:企画開始から公開準備まで約5日間
  • 制作方法:生成AIを活用した内製
  • 追加の外部支出:なし
  • 人が担ったこと:情報確認、品質管理、セキュリティ対策、最終判断

このたび、サコタ マネジメントコンサルティングのホームページをリニューアルしました。

今回の制作期間は、企画の開始から公開準備まで約5日間です。制作会社への外部委託は行わず、ホームページ制作のために新たに発生した外部支出はありません。他の業務でも日常的に使用している生成AIサービスの契約環境を活用しました。

制作では、生成AIを業務改善に活用する実践的な取り組みとして、企画、情報設計、文章の下書き、プログラム開発などの一部に生成AIを取り入れています。

ただし、生成AIがすべてを自動的に制作したものではありません。掲載内容の確認、表現の調整、品質管理、セキュリティ対策、そして最終的な意思決定は、当事務所が行っています。

生成AIを活用し、約5日間で制作

今回のホームページは、企画の開始から公開準備まで、約5日間で制作しました。

生成AIとの対話を通じて、ページ構成、文章案、デザインやプログラムの改善案を短時間で作成し、確認と修正を繰り返すことで、企画や試作にかかる時間を短縮しました。

制作会社への外部委託は行っていないため、本サイト制作のために新たに発生した外部支出はありません。使用したのは、他の業務でも日常的に活用している生成AIサービスの有料契約環境です。

もっとも、これは「手間をかけず、AIが自動的にホームページを完成させた」という意味ではありません。生成AIへの指示、出力内容の確認、文章やデザインの修正、制度情報の確認、セキュリティや検索対策などには、人による作業と判断が必要でした。

今回短期間で制作できた背景には、生成AIの活用だけでなく、当事務所自身が提供サービス、想定するお客様、伝えたい内容を整理し、一つひとつ判断できたことがあります。

生成AIに任せたこと、人間が判断したこと

今回の制作では、作業内容によって生成AIへの依頼範囲と、人が担う範囲を分けています。

生成AIを活用したのは、主に以下の作業です。

  • ページ構成や情報の整理
  • 見出し・文章の下書き
  • 表現やデザインの改善案
  • プログラムコードの作成・修正
  • SEO、セキュリティ、操作性に関する確認項目の洗い出し

一方で、以下の事項は当事務所が判断しています。

  • 支援方針とサービス内容
  • 情報の正確性・最新性
  • 顧客に誤解を与えない表現
  • 個人情報・機密情報の取り扱い
  • 法令、公的制度、料金に関する記載
  • 品質管理、公開可否、最終意思決定

生成AIは、情報整理や下書き作成、確認項目の洗い出しといった作業を効率化する上で有効な支援手段でした。ただし、内容の正確性や顧客への影響、法令・制度に関わる記載、最終的な公開可否といった責任ある判断については、生成AIに代替させるものではなく、当事務所が担うべき事項と位置づけています。

誤情報・個人情報・著作権・セキュリティへの対応

生成AIを業務に取り入れるにあたり、特に以下の点に注意しました。

  • 405事業や早期経営改善計画策定支援など、公的制度に関する記載は、官公庁・公的機関が公開する一次情報で内容を確認した
  • 顧客の個人情報や具体的な相談内容を生成AIへ入力しないことを基本とした
  • 他者の著作物を無断で利用することがないよう、文章・画像等の取り扱いを確認した
  • お問い合わせフォームの送信経路、通信の暗号化、HTTPヘッダー等のセキュリティ設定を確認した
  • 公開後も、内容の正確性や技術環境を定期的に見直す

なお、これらの対応によって絶対的な安全性や完全性を保証できるものではなく、今後も継続的な確認・改善が必要と考えています。

中小企業でも応用できる生成AI活用

今回の取り組みはホームページ制作という形でしたが、生成AIの活用は、より身近な業務でも応用できると考えています。

  • 会議内容や社内資料の整理
  • 業務マニュアルのたたき台づくり
  • 営業資料や顧客向け案内文の改善
  • アイデアの洗い出しと比較検討
  • 定型業務の効率化
  • 自社の強みや経営課題の言語化

いずれも、生成AIがすべてを完結させるのではなく、たたき台や整理の作業を効率化し、最終的な判断は自社で行うという進め方が現実的だと感じています。

AI導入で重要なのは、ツールよりも業務設計

生成AIの活用を検討する際、ツール選びから入りたくなりますが、今回の取り組みを通じて、それ以上に重要だと感じたのは業務設計です。

  • AI導入そのものを目的にしない
  • 現在の業務内容と課題を整理する
  • AIに任せる範囲、人が判断する範囲、確認方法をあらかじめ決める
  • ツールの選定よりも、目的・業務手順・責任分担の設計を優先する

当事務所自身も、今回のホームページ制作を一つの実践事例として、生成AIを含むデジタル活用について、今後も発信してまいります。

生成AIを自社の業務にどのように活用できるか整理したい方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。